大阪市住吉区長居東の心療内科、精神科、睡眠専門外来、児童思春期精神科「やまとメンタルクリニック」です。JR阪和線、御堂筋線「長居」駅より徒歩約3分。精神科医療では子供から高齢者まで幅広く対応、また不眠症他、睡眠医療全般に対応いたします。

(2) 子どもの睡眠について

(2) 子どもの睡眠について

厚生労働省が行った22時以降に寝ている3歳の子どもさんの割合は、1980年には約20%であったのに対して1990年には約35%になっております。
また、2002年に富山県で行われた学校生活実態調査(小中高287校)の結果から、
小学生では、
親と一緒に夜型化しやすい、土日の疲れが休日明けに影響して月曜日の欠席や保健室の利用が多くなる、夜寝付けない、朝からあくびがでる、集中力が続かない、ストレスに弱い
中学生では、
授業中や集会中でも居眠りをする、保健室に寝る目的で来る、頭痛タイプが多い、夜中のメール交換や朝食の欠食が多い
高校生では、昼夜逆転が増える、遅刻・早退も増える、学校での胃腸症状や便秘が増える、授業中にトイレに行くなどだらしない生徒が増える、ストレス発散が苦手、情緒不安定、悲観的訴えが多い
などと報告されています。
以上のことから子どもさんの夜更かしは社会的問題でもあると思われます。
このようなことの背景には様々な原因が絡み合っていると思われます。
朝の光や網膜を通して中枢神経時計に作用をしていますし、内臓の末梢神経時計は朝食によって制御されています。また朝食後の排便は自律神経系の昼夜の切り替えの信号として非常に重要ですし、咀嚼習慣は覚醒度のUPにつながります。
快眠には、運動も重要です。負担が少なく長続きする有酸素運動(散歩など)が良いとされています。また、運動するタイミングにも注意すると、さらによい効果が期待できます。理想的な時間帯は、夕方頃と言われています。
入浴も快眠には重要です。その効果は加温効果にあります。運動の場合と同様に、就寝前に一時的に体温を少し上げることが大切です。
ただ最近はスマートフォン・タブレット・ゲームなどの影響もあり、不規則な生活となりがちです。そうなると図のようにリズムが崩れていきます。

子どもの睡眠のリズム

以上のことから、子どもさんにより良い睡眠リズムを作ってもらうためには、

  1. 睡眠儀式を作る(歯磨き・パジャマに着替える・トイレにいく・読み聞かせ)
  2. 小学生低学年まではとりわけ時間を決める(21時から21時半までは寝る)
  3. 日中は外に連れ出し運動・日光浴(同じ起きていても室内と室外では大きな差がある)
  4. 朝ごはんは必ず食べる(腹時計から頭の時計も戻る)
  5. 夕食・入浴時間は極力子どもの時間に合わせる
  6. 親御さんが率先して良い睡眠習慣を実行して見せてあげる

などが有効です。

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